OmmWriter is a minimalist text editor, the truth is that it is much more

昔友人が勧めていた『OmmWriter』というアプリを買おうか迷っていたところ、家族がギフトとして買ってくれたので、早速使ってみることにした。

OmmWriterの特徴

OmmWriterとは、書くことに集中するためのテキスト編集アプリのこと。他のテキストエディタと一線を画する特徴は大きく分けて以下の3点:

  • 全画面表示。ウィンドウ表示など全画面以外の表示は不可。
  • プリセットのBGM再生ができる。打鍵時に効果音を鳴らすことができる。もちろん無効化も可能。
  • プリセットの背景画像が表示される。8種類から選択可能。
  • この3つの特徴のおかげで、書くことに極めて集中することができるエディタとなっている。

    ところで、自分はこのアプリの名前を"Omni"Writerだとずっと思っていたが、どうやらオムニではなくOmmのようだ。読み方はオーエムエムなんだろうか。

    OmmWriterを必要とした動機

    さて、そもそもなぜOmmWriterを使いたくなったかというと、自分はパソコンを開くとすぐブラウザでYouTube動画を観たり、SNSを観たりしてしまって気が散ってしまうから。結局PCを閉じる前のほんのすこしの時間だけしか実際やりたかった活動ができなくなってしまう。要するに邪念が多いのだが、この邪念を自分でセーブするのが案外むずかしい。ブラウザを開きさえしなければと思ったりもするけれど、やはり機能として存在している時点でそれを使わないようにするのはかなり困難なことだ。

    そこで、先日からポメラを愛用している。ポメラはインターネットにも繋げないし、できることは単純なプレインテキスト編集(またはカレンダー機能)というシンプルな構成が気に入っている。瞬間的に起動してくれるのも心地よいし、きちんと日本語入力もできて、バッテリーも単4電池2本というごく割り切ったもの。しかしこれが意外と長持ちし、今のところ全く電池交換の必要性を感じない。(話が脱線するが、電池が持つ理由は、自分が愛用するDM11Gにはバックライト機能がないということが理由にあるようだ。正直何かを書くときはどこかに明かりがあるので、バックライト機能は不要。)

    ということで外出時はポメラを愛用しているものの、家にいるときはきちんとしたキーボードで書きたくなるし、大きいディスプレイがあるとそちらを使いたくなる。そのせいか家にいるときは何故かポメラを使う気が失せる。ということでWindowsを起動するのだが、先程書いたように結局やりたかったことは全く進まない。

    そこでOmmWriterの登場となる。

    OmmWriterのインストールと金額面

    自分が使い始めたのは『OmmWriter Dana II』というバージョン。OmmWriterは全画面表示にプレーンテキスト編集ができるだけというごく単純な作りで、一見シンプルすぎて何もできないアプリに感じるけれど、内部で行っていることは意外とリッチのようだ。例えば、音楽再生もそうだし、背景の変更、タイプしたときの効果音など、テキストエディタとして関係ないことのように思える機能のほうが多いようだ。

    そのせいかインストーラのファイルサイズが意外と大きく、ダウンロードサイズは110MB近かった。ダウンロード完了まで十分以上は待ったと思う。またWindowsでのインストールには.NETランタイム3.5が必要だったため、コントロールパネルの「Windowsの機能」から.NET3.5を有効化したりが必要となり、インストール完了までに意外と時間がかかった。

    金額について、家族がギフトで買ってくれたので正確な金額はわからないものの、OmmWriter自体は650円くらい。今のところ無料版はない(昔はあったはずだが)。ユーロ表示なので現在は4ユーロほど。高いといえば高いかもしれないが、個人的には妥当かなと思う。決済はVisa / American Express / Master Card などが使える。自分がいつも使っているカードがJCBだったので、そういう意味でも代わりに買ってくれて助かった。

    OmmWriterの使用感

    使用感は、書くことに集中できる点では本当に素晴らしい。全画面表示が強制されるのが個人的にはとてもうれしく、ブラウザや動画などの、書くこと以外のノイズが極限まで排除できるのが良い。プリセットのBGMも作業の邪魔をしないようないい感じのBGMで、気に入らないときは変更したり無効にしたりできるのも良い。

    使っていて気になった点としては、日本語入力をするときに変換候補ボックスがちらつく。あと日本語入力のレスポンスが少し遅い気もするが、これは問題ない範囲。あと、文字をタイプしたときになるはずの効果音は、自分が打鍵音のしっかりあるタイプのキーボードを使っているせいもあってあまり聴こえない。BGM/SEの音量バランス調節ができるといいのにな。

    あと、白黒逆転表示がないのが個人的には惜しい。普段ターミナル(コマンドプロンプト)をよく使っているので、背景が黒で文字が白という表示も欲しかった。

    この文章を実際に書いてみての感想

    この文章自体もOmmWriterで書いたが、本当に書くことだけに集中することができるのが素晴らしかった。実際の使用感に対して、上記のマイナスポイントは事実であることには変わりないものの、多少厳しめに評価している感じもある。

    やはり何より画面全体が文章を書くことに特化し、Windowsなどのパソコンを使っていることを忘れさせてくれるのが良い。BGMも背景もセンスがあって素晴らしいし、種類も豊富なので気分によって使い分けられそうだ。

    自分の書くスタイルによって、このアプリをおすすめできるユーザとそうでないユーザと分かれそうなアプリだが、もしHTMLやMarkdownのプレビューなどの特殊な機能を必要としないで、単に文章を書くということに集中したいのであれば是非おすすめしたい。